須山補聴器が掲げたブランドFitear
日本製カスタムIEM で確固たる地位を築いています。
そのFitearの中でもカスタムIEMエントリーモデルROOM
その実力を見極めたいと思います。
3Dプリントシェル
ごめんなさい。
写真写りが悪いです。
これは私が白いシェルを選び、白背景で撮ったためです。
このROOMというカスタムIEMはFitearのラインナップで最も安く5万円程度です。
カスタムIEMという敷居の高さがなく、初めての方でもチャレンジできる商品と思います。
この値段は、Fitear Ayaで初めて駆使した3Dプリントされたシェルという新たな技術が採用されているからかもしれません。
ただ以前、須山さんご本人が動画で3Dプリントは従来の方法に対して異常に手間が省けるものではないという旨のことを仰っていましたが、FitEar CustomやFitEar Universal、FitEar Air、Air2と数多くのイヤホンに採用するうえで技術が進歩したものと思います。
ただその代償か、カラーチョイスは多くなくシェルは白か黒の二択となっています。
そこで私は白を選んだというわけです。
なんか写真で見ていると、子供の頃に抜けた歯を思いだしました。
撮影の技術が死んでいるだけで、実際にはもっと白いです。
歯で思い出しましたが、須山補聴器は須山歯研といって歯科技工の会社がもとになっています。
この辺りも技術が、重複するところもありレベルの高さを作り出している要因だそうです。
チタンなどでできたシェルの製品を扱っているのも、このためです。
フィット感
耳への装着感は私の場合はかなり良いです。
どうしても、感じ方も含め仕上がったものが人それぞれの部分が大きくあるので何とも言えませんが、、、
この機種は、ミドルレッグシェルデザインというものが採用されています。
元よりFitearのカナル部分は意図的に短く作られており、長時間付けていても傷みが少ない仕様
他のCIEMメーカーと比べても一目瞭然のレベルです。
そして、技術や経験値の信頼性はとても高いメーカーですので、問題ないフィッティングになる可能性は高いと思います。
付属品
あまりにも写りが悪いので、付属品の写真は頂いてきました。
プロがやるとこうなるんですね。
はぁ、、、
それはさて置き、専用のケースとケーブル等が付属します。
このケーブルは、FitEar cable 005シルバーというもので、見た目やネーミング的には銀線を使用しているのかと思いましたが、線材に“102 SSC” という銅線を使用したものだそうです。
昔、PCOCCという人気の線材がありましたが、その後継的な素材のようです。
肝心の音
なんだかんだ言っても音が悪ければ、話になりませんよね。
上の図は私が感じた音のバランスです。
まず初めに言えることは最安の機種とは思えない素晴らしい完成度の音です。
バランスが良く、ミドルは少し控えめで解像度の高いキレイな高域に、嫌みのないハッキリとした低音が続きます。
これは買ってよかった!です。
前回の記事で製作したバイノーラルマイクで周波数特性を測定してみました。
な、なるほど、、
まだまだ読み解くほどの知識がありませんが、今後の足しになるよう情報をストックしておきましょう。
この記事を読んでROOMを注文したくなった方は、直売のみらしいので須山補聴器のサイトに行くとよいと思います。
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