数年前まではオーディオ部門では少し振るわない時期の続いたVictorでしたが、最近はWoodシリーズをはじめとした人気機種を生み出す人気メーカーへと返り咲いています。
今回はその中でも最上位機種であるHA-FW10000をレビューしてみたいと思います。
価格は18万円程度で、購入ボタンを押す手が震えてしまうレベルです、、、
今回、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したので、検討している方に参考になるよう頑張って紹介したいと思います。
このイヤホン、実力のほどはいかに!?
開封の儀
黒くてシックな感じです。
一見普通に見えますが、価格によるプラシーボ効果か?何かが違うヤバさを感じます。
そういえば見た感じより少し重いかな?
そしてオープンッ!
持ち運び用のケースが目に飛び込んできますね。
キャリングケースの上にはVictorの犬のロゴが入っています。
ふと昔聞いた「この犬ビクターっていうんだけど、亡くなったご主人様の声の録音を聴いて耳を傾けてるところなんだよ」っていう話を思い出して悲しい気持ちになりました。
それは置いておいて、付属のイヤーチップはシリコンタイプでスパイラルドットと言われる反射音を軽減する細工が施されたものです。
他にも音質劣化を低減させる細かな努力がたくさんあるようです。
筐体の美しさ
キャリングケースを開けると、いと美しい本体が収められていました。
Woodシリーズだけはあって、側面の木目がとてもキレイです。
この木目、実は日本産の楓の木に職人が手作業で漆を塗って仕上げたものなんだそうです。
木目調シールなどよりも深さのある木目に見えます。
ケーブルは交換可能なMMCXタイプで、リケーブルも楽しめます。
金色の部分の中にMMCXコネクタが搭載されている感じです。
構造
音の要となるダイナミックドライバーは上のようにとても変わった作りになっています。
振動を無駄なく伝える特性の強いカバ材を薄く削りだしたウッドドームとカーボンコーティングしたPETを使用し、しなやかさと強度を両立しているようです。
そのコーンを動かす磁石にはネオジウムを使用していることにより効率よく駆動し、プレート形状を改善することで歪みを低減しているそうです。
カバーも加工の難しいチタンを使い軽さと強さを実現しています。
っと、このようにかなり手の込んだドライバーを搭載しているとのこと。
音が気になってたまりません!!
音の傾向
あぁー、、キレイな音です。(語彙力崩壊)
バランスとしては中域控えめのすっきりした最近のトレンド的な感じの音です。
ただ高域の美しさと歪み感の少なさは他に類を見ない領域です。
質感にも特徴があり、場の広さがかなり広いです。
他のもののエージングには懐疑的な考えなのですが、ダイナミックドライバーはダンパーの硬さなど含め変化の余地があると思うので、今後りケーブルと併せて楽しみたいと思います。
今後、リケーブルの記事を出すかもしれません。
それでは、また!
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